今すぐ歯医者に行くべき症状とは?

『噛めないほど痛い』

歯は炎症を起こすと、浮き上がろうとします。そのため、噛んで痛むのは浮き上がってくる歯を押すためです。炎症が強くなり、浮き上がる量が多くなると、完全にかみ合わせる前に痛みが出ます。こうなると口を閉じておくことが苦痛になります。痛くて噛めない状態を放置すると徐々に悪化することがありますので注意が必要です。

 

『歯茎から顔まで腫れた』

歯が原因で化膿すると、顔まで腫れることがあります。ただ、いきなり腫れる事は少なく、多くの場合は少し腫れてもしばらくすると自然に収まり、それを繰り返します。
症状が出始めの頃に治療するのが望ましいです。

しかし、一度腫れが許容範囲を超えると、腫れの内部に膿がどんどん溜まり続けます。こうなってくると応急処置で歯茎を切開して、膿を出す必要があります。膿の溜まるスピードが早いと自然に治癒するどころか、膿がどこからか出るまで腫れ続けます。朝は少しの腫れにも関わらず、夕方になるとパンパンに腫れて口が開けにくくなる事があります。症状が悪化すると入院が必要になることもあるので注意が必要です。


『歯に物がはさまる』

食事後に、歯に物がはさまるのが気になる人は要注意です。はさまるたびに確実に取り除く習慣でもない限り、いつにまにかその習慣に慣れてしまい、
取り除かないままになってしまいます。すると、むし歯が歯と歯の間から急速にすすみ、むし歯をつくります。

さらにその穴に食べカスやむし歯菌が入り込み、むし歯の進行を加速させて行くのです。量が多くなると歯ブラシや、歯間ブラシでは食べカスなどが取れないようになります。繊維状の食べカスが大量にはさまると、歯茎の奥の方に押し込まれむし歯と歯周病が急激に進行しますので抜歯のリスクも増えてしまいます。(Greeloy®GU-P209 歯科診療用トレーテーブル)


『歯にズキズキする痛みがある』

むし歯の初期症状には水が凍みることがあります。これは歯の内部にある象牙質という部分にむし歯が進行すると、歯の内部の神経に水の刺激が極わずかに伝わるためです。この状態の時にむし歯の治療を行えば、歯の神経を取らずに短期間の治療で治す事が出来る可能性が高くなります。

しかし、放置するとむし歯がさらに進行して歯の神経に炎症が及ぶと、痛みがさらに強くなりズキズキした痛みになることがあります。この状態から歯の治療を行った場合内部の神経を残せなくなることが多く、治療期間も長引いてしまいます。

むし歯以外にも歯の神経を抜いた後に、歯の内部の汚れが原因で、歯の根の先端部分の骨に膿が溜まると、ズキズキする痛みになることがあります。この場合は詰め物をすぐに取り外して歯の内部から膿を出す治療が必要になります。


『詰め物が取れた』

詰め物が取れてしまうことはよくみかけます。決して珍しいことではありません。しかし詰め物が取れているにも関わらず、痛みがないからと放置したためあとで大きな問題になることも多いのです。詰め物が取れて放置すると、歯はその隙間に移動してきます。再治療の際、余分に歯を削らないといけなくなります。(LY® C240C 3in1歯科用光重合器-虫歯探知|光測定機能付き

さらに、内側は外側の硬いエナメル質より柔らかくて、むし歯の進行が早くなることが多い内部の象牙質が露出したままになることが多いため、むし歯の進行が早く、ひどくなると神経をとる事になったり、抜歯になることもあるのです。

歯のトラブルは体の発する小さな信号を感じとって早い段階で処置してしまうことが大切です。それが費用や時間の節約につながる最も効率的な方法です。